中国人が好きな日本酒の銘柄は?
どんな味わいの日本酒が好み?
そんな疑問にお答えする一助として、当社(合同会社アジア乾杯企画)が実施した調査結果の一部をシェアします。
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中国人富裕層の韓さん
今回の調査にご協力いただいたのは、北京市のソムリエ学校を首席で卒業した韓さん。
中国人富裕層の韓さんは、当社の重要な協力パートナーでもあります。
ヒアリングの結果、(2023年7月末時点で)中国人富裕層に人気がある日本酒の代表的な銘柄は、以下の通りでした。
- 獺祭(山口県|旭酒造)
- 十四代(山形県|高木酒造)
- 赤武(岩手県|赤武酒造)
- 而今(三重県|木谷正酒造)
- 黒龍(福井県|黒龍酒造)
- 梵(福井県|加藤吉平商店)
- 鍋島(佐賀県|富久千代酒造)
どれも日本でも高級な日本酒ばかり。
さすがは、富裕層!といった所です。
中国市場を最初に切り開いた「獺祭」や「十四代」の他にも、日本でも味わいの評価が高く、入手困難な銘柄が人気でした。
例えば、中国の内陸に位置する四川省の成都などでは・・・まだまだ「獺祭」しか認知度がなく、成都で人気がある日本料理店でも「獺祭しか宣伝しない!」と言い切っている現状(2023年8月、JETRO成都のご担当者にヒアリング済)。
一方で、東日本大震災後、2014年から酒造りを再開して数々の賞を受賞している「赤武」などは、中国南部の広州や上海といった沿岸部を中心に広まっているようです。
確かに、私が北京に駐在していた頃にも…
梵のような「軽やかで上品な甘みがあり、香高い酒質」は中国人女性が好む傾向があり、鍋島のような「濃厚で程よい甘さがあり、米の旨みを感じる酒質」は、中国人男性が好むのでは?というコメントがあったと記憶しています。
そんな現状ではあるものの、日本酒好きな中国人からは「中国であまり知られていない日本酒を飲んでみたい!」という需要もあるようで、改めて中国人の日本酒への関心の高さを「肌感覚」として認識できました。
中国人富裕層が好む日本酒の味わいは?
(2023年7月末)
今回の調査では、日本全国各地の有名な地酒を50銘柄程度テイスティング。
その中で、韓さんが評価した日本酒は、数多くありましたが…
まだ中国では知られていない銘柄が複数評価されていたので、今後のビジネスチャンスにつながる可能性を感じました。
個人的に興味深かったのは、
高ければOKではない!
といったコメントも。
そして、ただ単に本人が「好きな銘柄」だけを紹介するだけではなく、「こんなタイプの美味しい日本酒もあるよ」という「提案」を増やすことも重要だと感じた次第です。
日本でしか飲めない銘柄も人気あり
続いては、2023年8月に京都府伏見区の酒蔵巡りでアテンドした中国人富裕層(北京出身でシンガポール在住)とのエピソードをご紹介します。
その時、「こんな日本酒が好き!」とのコメントがあったのは・・・コチラの銘柄です。
蔵出し生原酒の直売
京都府伏見区 鳥せい様にて
2023年8月
(株)山本本家の酒蔵近くでしか飲めない、いわゆる「蔵出し生原酒」のフレッシュな酒質ですね。
アテンドした中国人富裕層の方は、このような「生原酒」を海外へ輸出すると、輸送中に味が落ちてしまう事を良くご存知でした。
そんな「体験」を求める中国人富裕層のニーズを実感できました。
こういったスタイルの提供方法は、(他の酒蔵でも)今後の1つの取り組み方として可能性を感じた次第です。
他の人気銘柄も知りたい!
北京市朝陽区 玄海様にて
2024年2月
当社の「活動事例」として、中国人富裕層に対する嗜好調査の様子をご紹介しました。
もし、あなたが・・・
というお困り事やご要望がございましたら、ぜひ当社までお気軽にご連絡ください。
そして、味わい以外にも。
中国人には、どんなラベル・名称の日本酒が好まれるのか?
そんな根拠がある「生の声」を事前に把握できれば・・・あなたは、「中国の事は良く分からないけど、とりあえず輸出 or 販売して反応を見よう」といった、リスクが高いチャレンジをする必要がなくなります。
この情報は、あなたが複数の販路から収入を得て事業を安定させたい場合、どれくらいの価値があるでしょうか?
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アジア乾杯企画(代表プロフィール)
もちろん、中国語が全く分からなくても、大丈夫です。
あなたが中国まで出向いて、ゼロから人脈を広げる必要もありません。
まずは無料にてヒアリングをさせていただいた上で、当社が持つ中国現地のコネクションをフルに活用し、ご予算や目的に応じた解決方法をご提案いたします。